セミナー「標準」を読む(全6回)

公的な定義を積み上げ、中国茶を学ぶ

中国のお茶の定義書「標準」を日本語で解説

中国において急ピッチで整備が進んでいる、お茶に関する「標準」を解説しながら、お茶の確かな定義について学んでいく全6回の講座です。
毎回、24~40ページ程度のセミナー資料をお渡ししています。

中国語の「標準(标准)」とは、英語でStandard、何らかの物事の基準・規格ほどの意味です。
中国においては、国家標準(国家标准・GB)、産業標準(行业标准)、地方標準(地方标准・DB)、企業標準(企业标准・Q)などの規格体系が整備されており、様々な産業において、標準をベースにした業界の管理が行われています。

茶業界も、その例外ではありません。
食品としての安全基準(残留農薬や栽培方法の規定など)はもちろんのこと、「茶とは何か」「どのようなお茶を緑茶と定義するか」という茶の根本的な定義や、様々な名茶の定義(原産地、品質基準、製法など)についても、こと細かに定められています。

標準の多くは、地元の茶業者の意見を業界団体などが集約し、地方政府や国家が認証するという形で制定しているものです。
そのため、諸説が入り交じりがちな茶業界において、お茶を論じる上での論拠として重要な役割を果たしています。

お茶の品質を判別する国家資格である「評茶員」の講座でも、「標準」はまず最初に解説される内容であり、現代の中国のお茶を論じる上では、これを読まずしては語れない状況になりつつあります。

そこで、当社では特にお茶の愛好家の方に関心を持っていただきやすい部分に極力絞り、「標準」を読み解くセミナーをシリーズとして開講しております。

テーマ

内容

第1回 「標準」と六大分類

中国のお茶の分類を定義する国家標準『茶葉分類』を読み、お茶、そして六大分類の正確な定義を解説します。

第2回 緑茶

中国で最も生産量・消費量の多い、緑茶に関する正確な定義・製法を解説しながら、6種類の緑茶を試飲します。

第3回 白茶と黄茶

中国でも稀少茶である白茶・黄茶の正確な定義・製法を解説しながら、近年人気となっている品種的な白茶黄茶も含めた6種類のお茶を試飲します。

第4回 烏龍茶

代表的な烏龍茶である安渓鉄観音、武夷岩茶、鳳凰単叢の正確な定義・製法をご紹介し、6種類の烏龍茶を試飲します。

第5回 紅茶

近年、急激に生産量が増えている中国の紅茶に関しての正確な定義・製法をご紹介し、6種類の紅茶を試飲します。

第6回 黒茶

辺境へ販売するお茶から、躍進を遂げつつあるお茶に変貌している黒茶に関しての正確な定義・製法をご紹介し、6種類の黒茶を試飲します。

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