セミナー「台湾でお茶を買うノウハウ2019」「標準を読む」東京新規日程について

ご好評いただいております、セミナー「台湾でお茶を買うノウハウ2019(実践編)」につきまして、ゴールデンウィーク中に東京にて新規日程を追加いたします。
また、お待たせしておりました、「標準を読む」の新クールも、5月より月に1回ペースで東京にて開催いたします。

セミナー「台湾でお茶を買うノウハウ2019(実践編)」

このセミナーにおいては、台湾の茶業をとりまく環境やそれに対応する生産者の動きなどをご紹介した上で、目的に応じたお茶を扱う店はどこなのか?を豊富な写真や情報とともにご紹介しています。
併せて、発酵や焙煎、品種・製法の異なるお茶を試飲し、お茶の味・香りと専門用語の紐づけも行っています。
セミナー資料として、16ページほどのレジュメをご用意し、主要な茶産地を記載した地図や推奨店舗リスト、頻出用語集なども収録しています。

単なるお買い物の攻略法だけでなく、台湾の茶業全体の理解にも役立つ内容かと思いますので、台湾茶に関心がおありの方は、是非ご参加ください。
※講座はスクール形式の座席で、試飲茶については講師またはアシスタントが淹れてご提供しますので、初めての方でも気軽にご参加いただけます。

日時 会場 予約ページ 状況
(4/22現在)
2019年4月13日(土) 10:30~12:30 【東京】中央区立産業会館 【東京】4月13日AM 終了
2019年5月1日(水・祝) 10:30~12:30 【東京】中央区立産業会館 【東京】5月1日AM 満席

 

セミナー「標準を読む」

中国語の「標準(标准)」とは、英語でStandard、何らかの物事の基準・規格ほどの意味です。

中国においては、国家標準(国家标准・GB)、産業標準(行业标准)、地方標準(地方标准・DB)、企業標準(企业标准・Q)などの規格体系が整備されており、様々な産業において、標準をベースにした業界の管理が行われています。

茶業界も、その例外ではありません。
食品としての安全基準(残留農薬や栽培方法の規定など)はもちろんのこと、「茶とは何か」「どのようなお茶を緑茶と定義するか」という茶の根本的な定義や、様々な名茶の定義(原産地、品質基準、製法など)についても、こと細かに定められています。

標準の多くは、地元の茶業者の意見を業界団体などが集約し、地方政府や国家が認証するという形で制定しているものです。
そのため、諸説が入り交じりがちな茶業界において、何らかのお茶を論じる上での論拠として重要な役割を果たしています。

お茶の品質を判別する国家資格である「評茶員」の講座でも、まず最初に解説されるほどであり、現代の中国のお茶を論じる上では、「標準」を読まずしては語れない状況になりつつあります。

そこで、当社では特にお茶の愛好家の方に関心を持っていただきやすい部分に極力絞り、「標準」を読み解くセミナーをシリーズを一昨年より開講し、根拠のハッキリとした中国茶についての情報をお届けして参りました。

「標準」を読み解くことで、より明確に理解できると思われることは、具体的には以下のようなものです。

・お茶の分類の根拠
・著名な名茶の製造方法
・著名な名茶の生産地の範囲
・著名な名茶の級分け(品質分類)の基準

このような内容を、できるだけ愛好家の方々の分かりやすい形で、お伝えして参ります。
資料についても、日本語に分かりやすく翻訳した状態でご用意します。

さらに毎回、テーマにちなんだお茶を飲んでいくことで、知識とお茶の結びつきも深めて参ります。

第1回「標準」と六大分類

初回となる第1回は、「標準」とは何かという概論とお茶の分類、とりわけ六大分類についてご紹介します。

特に六大分類については、日本国内でも混乱が見られます。
多くの書籍などでは、「発酵度によってお茶を分類」とされていることが多くありますが、これは正確ではありません。

「ダージリンのファーストフラッシュは紅茶か烏龍茶か?」
「発酵度とはそもそも何か?」

というような疑問は、今回の内容をお聞きいただければ、氷解するものと思います。

六大分類は中国茶の知識の基本であり、その後の理解の土台となるものです。
今回のセミナーでは、その点を国家標準に沿って、分かりやすく再確認していきますので、初心者の方から一通り学ばれた方まで、幅広くご受講いただけます。

日時 テーマ 予約ページ 状況
(4/22現在)
2019年5月1日(水・祝) 14:00~16:00 「標準」と六大分類 【東京・第1回】5月1日PM 受付中