合同会社ティーメディアコーポレーションでは、2025年7月より、TBL（Tea Brands Localize）事業部を設置し、中国や台湾を中心とした海外の有力なティーブランドの日本国内展開支援事業を開始します。
第一弾として、福建省に本社を構える中国の紅茶ブランド「正山堂」の日本展開を支援いたします。
海外で生まれる有力なティーブランドを日本へ
欧米などではかねてより有力なティーブランドが複数存在し、日本への進出も果たしています。
その中には、すっかり日本にも馴染みのあるブランドに成長しているものも多くあります。
一方、中国や台湾ではブランド化に対する意識は遅れていました。
が、近年、中国などでは政府ぐるみで有力なティーブランドを立ち上げる動きを支援し、中国茶市場ではブランド同士の戦いが行われています。
台湾においても、公的なデザインセンターなどがパッケージデザインを支援する動きや、各企業が自身のブランドイメージを形成するべく、ブランドストーリーなどを整理するようになってきています。
現地では、このような新しい動きが見られるのですが、日本市場、特に中国茶・台湾茶の市場においては、ブランドの日本進出が遅れている事情があります。
それは、現地買い付け・直輸入というビジネスモデルを取る店舗様が多く、制約のあるブランド代理店などになることへの抵抗感があったものと推測されます。
そこで、当社が日本で展開可能性があると思われるブランドの日本総代理店となり、日本国内への正規輸入を行います。
その商品を中国茶専門店やティールーム、中国茶教室の先生方などへ卸売りを行うとともに、一般向けにはオンラインショッピングの直営店を運営するなどして、現地のブランド茶に触れる機会を飛躍的に増加させます。
現地のティーブランドの中には、意匠を凝らしたパッケージの商品などもありますので、まだ十分に深耕されていない中国茶の贈答需要も喚起して参ります。
「正山堂」の概要
今回、提携第一弾となります、「正山堂」（企業名：福建武夷山国家級自然保護区正山茶業有限公司）についての概要を紹介いたします。
福建省武夷山市内にある正山堂本部
同社は紅茶発祥の地とされる福建省武夷山市桐木村から展開を始め、2005年に金駿眉という新型紅茶を産み出し、中国国内に紅茶ブームをもたらした、いわば中国紅茶のトップメーカーです。
創業家にあたる江家の一族は、1568年頃から紅茶の祖先とされる正山小種（ラプサン・スーチョン）という紅茶を生産しているとされ、現在・同社のトップを務める江志東氏は、紅茶を生産して第25代目の当主となります。
同社の看板商品は、武夷山国家級自然保護区内の高山茶樹の単芽を用いて生産される「金駿眉（きんしゅんび）」、一芽一葉で生産される「銀駿眉（ぎんしゅんび）」、同社の開発した香りの高い品種で作られる「妃子笑（ひししょう）」などがあり、中国屈指の高級紅茶メーカーとして知られます。
また、その同社の高い生産技術を活かし、より手頃な価格帯のお茶を提供する「元正」ブランドや中国全土の13の茶産地と提携し、現地で同社の香り高い紅茶の製法（駿眉製法）で紅茶を生産する「駿眉中国」などの傘下ブランドを有します。
また、武夷岩茶や普洱茶、白茶などの生産企業とも提携し、傘下ブランドとしている、ブランド・ホールディング・カンパニーとしての側面も持ちます。
当社としては、知名度の高い同社の高級紅茶はもとより、比較的手頃な価格の紅茶も優れた品質を持つものが多いことから、日本国内市場での可能性は大きいと考えております。
特に同社独自の紅茶製法である駿眉製法によって製造された紅茶は、渋みが少なく、また自然な甘みも感じられ、淹れ方も簡便なことから、新しい世代のお茶の消費者に最適です。
そして、ややもすると誤解されがちな正山小種（ラプサン・スーチョン）の正統な生産家でもあり、多くの方に本来の正山小種の風味を届けることも出来ることになります。
展開スケジュールについて
2025年7月頃に、正式な総代理店契約を締結し、同月から輸入を開始する計画です。
輸入が完了次第、業務店様への配送を実施し、さらに7月末～8月頃に、公式オンラインショップを開店する予定で進めております。
販売価格は、同社の直営オンラインショップの国際価格と同等程度での販売となる見込みです。
現在、卸売り用の価格表などの作成を進めております。
「正山堂」商品の取扱をご検討いただける業務店・中国茶教室の皆様におかれましては、以下のフォームより資料をご請求いただければと思います。
資料が完成次第、ご案内をお送りいたします。
※当社の方で、お取り組みが難しいと思われる場合は、資料をお送りできないこともございます。予めご了承ください。
一般のお客様におかれましては、今後、オンラインショッピングの準備が出来次第、ご案内いたします。
イベント等の開催も検討しておりますので、いましばらくお待ちくださいませ。
