ご好評いただいております、セミナー「標準」を読むにつきまして、2018年5月から新茶に切り替えた新シーズンを開催いたします。
今回、

  • 東京開催
  • 大阪開催
  • 福岡開催

の第1回・第2回の日程が確定いたしましたので、ご案内いたします。

「標準(标准)」とは?

中国語の「標準(标准)」とは、英語でStandard、何らかの物事の基準・規格ほどの意味です。

中国においては、国家標準(国家标准・GB)、産業標準(行业标准)、地方標準(地方标准・DB)、企業標準(企业标准・Q)などの規格体系が整備されており、様々な産業において、標準をベースにした業界の管理が行われています。

茶業界も、その例外ではありません。
食品としての安全基準(残留農薬や栽培方法の規定など)はもちろんのこと、「茶とは何か」「どのようなお茶を緑茶と定義するか」という茶の根本的な定義や、様々な名茶の定義(原産地、品質基準、製法など)についても、こと細かに定められています。

標準の多くは、地元の茶業者の意見を業界団体などが集約し、地方政府や国家が認証するという形で制定しているものです。
そのため、諸説が入り交じりがちな茶業界において、何らかのお茶を論じる上での論拠として重要な役割を果たしています。

お茶の品質を判別する国家資格である「評茶員」の講座でも、まず最初に解説されるほどであり、現代の中国のお茶を論じる上では、「標準」を読まずしては語れない状況になりつつあります。

 

「標準」の紹介が日本において遅れている理由

このように、現代の中国茶を知る上では、きわめて重要な地位を占める「標準」ですが、これまで日本ではあまり積極的に紹介されてきませんでした。
書籍等の形で紹介されるケースも、ほぼなかったと思われます。

これは、

・茶業界の「標準」そのものが、ここ10年ほどで急ピッチで整備されてきた
・定期的(5~10年)に見直しが入るため、どこを確定稿とするかが難しい
・「標準」は様々な事柄を紋切り型で羅列しており、読み解くには背景となる幅広い見識が必要
・評茶員等の教育には使用するが、一般の愛好家には縁遠い知識であると考えられてきた

などと見られていたことがあるように思われます。

しかし、茶に関する「標準」は、既に国家標準と産業標準を合わせて100以上にのぼるほか、著名な名茶は原産地保護制度との関わりで、「標準」によって規定されることが当たり前の状況になってきています。

不確かな伝聞情報ではなく、このようなエビデンスのハッキリした情報が出ているわけですから、こうした情報を積極的にご紹介することが、中国茶の”分かりづらさ”の解消に役立つのではないかと考えております。

 

「標準」を読むことで分かること

そこで、当社では特にお茶の愛好家の方に関心を持っていただきやすい部分に極力絞り、「標準」を読み解くセミナーをシリーズを昨年より開講し、根拠のハッキリとした中国茶についての情報をお届けして参りました。

「標準」を読み解くことで、より明確に理解できると思われることは、具体的には以下のようなものです。

・お茶の分類の根拠
・著名な名茶の製造方法
・著名な名茶の生産地の範囲
・著名な名茶の級分け(品質分類)の基準

このような内容を、できるだけ愛好家の方々の分かりやすい形で、お伝えして参ります。
資料についても、日本語に分かりやすく翻訳した状態でご用意します。

さらに毎回、テーマにちなんだお茶を飲んでいくことで、知識とお茶の結びつきも深めて参ります。

 

各回のテーマ

第1回「標準」と六大分類

初回となる第1回は、「標準」とは何かという概論とお茶の分類、とりわけ六大分類についてご紹介します。

特に六大分類については、日本国内でも混乱が見られます。
多くの書籍などでは、「発酵度によってお茶を分類」とされていることが多くありますが、これは正確ではありません。

「ダージリンのファーストフラッシュは紅茶か烏龍茶か?」
「発酵度とはそもそも何か?」

というような疑問は、今回の内容をお聞きいただければ、氷解するものと思います。

六大分類は中国茶の知識の基本であり、その後の理解の土台となるものです。
今回のセミナーでは、その点を国家標準に沿って、分かりやすく再確認していきますので、初心者の方から一通り学ばれた方まで、幅広くご受講いただけます。

第2回 緑茶の標準

セミナーシリーズの第2回以降は、実際にお茶を飲みすすめながら、標準での定義や製法をご紹介していきます。

第2回は「緑茶」をとりあげます。

著名な名優緑茶を中心に6種類のお茶をテイスティングしていきます。
あわせて、主要な名優緑茶の国家標準をご紹介し、標準によるお茶の定義や製法についても、解説してまいります。

標準による正確な定義を知りたい方から、上質な中国緑茶を飲みたい方まで、幅広くご参加いただけます。

 

会場および日程のご案内

<大阪開催>

新シーズンより、ご希望を多数いただいておりました、大阪でも開催いたします。
会場は、御堂筋線・本町駅1番出口より徒歩1分の場所です。

テーマ 日時 会場 予約ページ 状況
(5/4現在)
第1回・六大分類 2018年5月12日(土) 10:30~12:30 【大阪】アクセア本町会議室 5月12日AM 残席8
第2回・緑茶 2018年5月12日(土) 14:00~16:00 【大阪】アクセア本町会議室 5月12日PM 残席8

<東京開催>

東京は、東日本橋にある中央区立産業会館で開催します。
都営浅草線・東日本橋駅、都営新宿線・馬喰横山駅、JR総武快速線・馬喰町駅、JR総武線・浅草橋駅などより徒歩圏内です。

テーマ 日時 会場 予約ページ 状況
(5/4現在)
第1回・六大分類 2018年5月20日(日) 10:30~12:30 【東京】中央区立産業会館 5月20日AM 残席7
第2回・緑茶 2018年5月20日(日) 14:00~16:00 【東京】中央区立産業会館 5月20日PM 残席8
第1回・六大分類 2018年5月29日(火) 14:00~16:00 【東京】中央区立産業会館 5月29日PM 受付中

<福岡開催>

新シーズンより、九州初開催として、福岡でも開催いたします。
会場は、JR博多駅博多口より徒歩5分の場所です。

テーマ 日時 会場 予約ページ 状況
(5/4現在)
第1回・六大分類 2018年6月23日(土) 10:30~12:30 【福岡】ホフィスネット会議室博多駅前店 6月23日AM 残席9
第2回・緑茶 2018年6月23日(土) 13:30~15:30 【福岡】ホフィスネット会議室博多駅前店 6月23日PM 残席9